教育長メッセージ　～新学期を迎えて～（4月7日）

　日頃は、本市の教育推進にご理解、ご協力を賜り、ありがとうございます。
　今年も徳島中央公園や眉山、西部公園の桜が咲き誇り、人々を魅了させてくれました。令和5年度の始まりとして、4月10日（月曜日）午前中に幼稚園、小学校、中学校、徳島市立高等学校の第1学期始業式が行われます。入学（園）式は、徳島市立高等学校が4月10日（月曜日）午後、小学校が4月11日（火曜日）午前、中学校が4月11日（火曜日）午後、幼稚園が4月12日（水曜日）午前に挙行されます。進級や入学（園）されます幼児児童生徒の皆さん、保護者の皆様、誠におめでとうございます。

　幼児児童生徒の皆さんは、この約3年間、様々な制限があった中、家庭・学校のルールをよく守り生活してきました。保護者の皆様の気遣いは計り知れないものがあったことと拝察いたします。学校は長期の休み中も「生徒指導に空白をつくらない」ように気をつけていますが、残念ながら、先日、県内の小学生姉妹がSNSで事件に巻き込まれることがありました。

　私のささやかな経験ですが、振り返りますと子育て中には「肌を離さない」「手を離さない」「目を離さない」「心を離さない」時期がありました。子どもの発達段階に応じながら、親の関わりは変化していきますが、この事件からは考えさせられることが数多ありました。保護者の皆様には、どうか、お子様の自立している部分を支援しながら、「目を離さない」「心を離さない」時期がありますので成長を見守ってほしいと強く願っています。これまで同様、学校はご家庭への協力を惜しまず行ってまいります。引き続き、学校とご家庭の価値観を共有しながら活動してまいります。

　4月10日（月曜日）から学校生活が始まります。学校におけるマスク着用の考え方は、教育活動に当たって、着用を求めないことが基本となります。学校は、このマスク着用の有無や医師の指示等により出席を控えているなどの幼児児童生徒へのいじめや偏見、差別の防止の徹底に努めてまいります。併せてデマや噂等に惑わされず、相手の立場を考えた行動がとれるよう、日々の人権教育に取り組んでまいります。引き続き、ご家庭でのご理解、ご協力をよろしくお願いいたします。

徳島市教育委員会　教育長　松本賢治