徳島城博物館所蔵甲冑コレクションの3Dデータベース化プロジェクト
最終更新日:2021年5月12日
徳島城博物館所蔵甲冑コレクションの3Dデータベース化プロジェクト
当館では、「紫糸威大鎧」をはじめ、徳島藩主所用の貴重な甲冑コレクションを所蔵しています。そうした甲冑について、よりよい鑑賞体験を皆様に提供すべく、徳島大学・立命館大学との共同研究によって3Dデータ化を行ってきました。最終的には3Dデータベースを構築し、展示室やご自宅などいつでもどこでも3D甲冑をご覧いただけるよう、引き続き準備を進めています。
紫糸威大鎧
徳島市指定文化財
徳島藩八代藩主・蜂須賀宗鎮(1721年から2780年)所用。平安時代から鎌倉時代にかけて用いられた大鎧の形式を江戸時代後期に模作した、いわゆる復古調大鎧。籠手等の墨書から甲冑師の岩井宗祐と明珍宗寅の共作とわかるほか、胴正面を飾る
紫糸威胴丸具足 六十二間筋兜付
徳島藩十二代藩主・蜂須賀斉昌(1795年から1859年)所用。一文字頭の革札を紫糸で段替に威す。兜は鉢に六十二本の筋を持つもので、室町時代の古品を仕立て直したものとみられる。鍬形に牡丹を組み合わせた前立の意匠は、唐冠形兜と並んで蜂須賀家の甲冑を特徴づける「家の具足」として、蜂須賀家において重視されていた。
参照先
立命館アート・リサーチセンター
文部科学省 国際共同利用・共同研究拠点「日本文化資源デジタル・アーカイブ国際共同研究拠点」
課題名:徳島城博物館所蔵甲冑コレクションの3Dデータベースの構築(研究代表者:塚本章宏准教授(徳島大学総合科学部))
https://www.arc.ritsumei.ac.jp/j/ijac/(外部サイト)
https://www.arc.ritsumei.ac.jp/e/news/pc/007957.html(外部サイト)
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